三、上帝様と先天聖者との関係

1) 「上帝」の定義
① 神様の本来の呼び名
② 天上の至尊無上なる大宇宙の統治者の神様
③ 自然と神の世界を治められる主神、至高神
すべてのことが私から再び新たになる。(『日本語道典』1:31:3)
イエスを信じる者はイエスの再臨を待ち、
仏教徒は弥勒の出世を待ち、
東学信徒は崔水雲の再生を待っているので、
その中の一人さえ来れば、それぞれ自分の師として従うだろう。
孔子・釈迦・イエスは、私が用いるために遣わしたのである。

(『日本語道典』2:43:1~5)

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2) 上帝様の造化権―三界大権の主宰の神様:主宰の意味は?
天尊と地尊より人尊が大きい。これからは人尊時代である。 今や人尊時代を迎えて、人間が天地の大勢を正すのである。昔から上通天文と下察地理はあったが、中通人義はなかった。 私が初めて人義に通じたのである。(『日本語道典』2:13:3~6)
朱子曰く、「身だしなみと衣冠を整え、恭しい心で、聖霊の造化世界を眺めよ。心を静め一心の境地に留まれば、上帝様にお目にかかることができる。統治者の神、帝は、宇宙の創造原理の理法を司る方である。…この主宰の座が、世で言う玉皇大帝であるが…修める者といえども、言葉では表しきれない」。 (『日本語道典』1:5:3~4)
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甑山は、大願寺に行かれて十五日目にあたる七月一日から飲食を廃し、七日間片時も座った座を離れず、修道だけに精進された。大願寺の七星閣で修行を始めて二十一日目になる辛丑(1901)年、陰暦七月七日に、雷と地震が激しく起こり、縁起の良い雨が降りしきるなか、無上の大道で天地大神門を開かれた。これより、三界大権を主宰なさり、宇宙の造化権能を意のままに行われた。 (『日本語道典』2:10:1~4)