Monthly Archives: June 2012

天の宝座へお昇りになる時

天地公事 天の宝座へお昇りになる時 上帝様が天にお昇りになる時、旗幟槍剣で武装した神将たちに両側から護衛された。玉色の道袍を着け、冠を被り、紅扇で顔を覆われた御姿は、まるで花婿のように麗しかった。そして、天から降ろされた御座にお乗りになって天空に浮かび、まばゆいばかりの大光明の中、開かれた天の道を昇って行かれた。その光景は雄壮かつ厳粛で、言葉では言い尽くせぬほど荘厳なものであった。上帝様は「将来またこの姿で降りて来る」と言って*御天なさった。上帝様が昇天なさるや否や、天門が閉ざされ、突然強い雨と風が吹きつけ、雷鳴と稲光と地震が一層激しく天地を揺るがした。時に、一九〇九年、己酉、陰暦六月二十四日(陽暦八月九日)のことで、御歳(おんとし)三十九歳であられた。

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御天を予告なさる

天地公事 御天を予告なさる ある日、上帝様は首婦様に言われた。「私がこの世に留まれば、三界における全ての事が遅れてしまう。これより天上に上って公事を公布し、速やかに事を進ませて戻って来るので、待つことはない。公事を終えれば、戻って来るであろう」

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万国活計南朝鮮

天地公事 万国活計南朝鮮 上帝様は詩文を一首お詠みになった。   万国活計南朝鮮、清風明月金山寺。 文明開花三千国、道術運通九万里。 万国を生かす救済の活方は南朝鮮にあり、清風、明月の金山寺なり。秋の仙境文明は三千の国々に及んで花咲き、道術文明の大運は宇宙の果てまで行き届くだろう。

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天下どこでも同じである

天地公事 天下どこでも同じである 上帝様は言われた。「将来、怪病が大発生すれば、洪水が押し寄せるが如く人間世界をさらい尽くし、天下万民の中で生き残る者は皆無であろう」すると、公又が尋ねた。「病劫が襲う時、西洋の人々もこれで救うことが出来るのですか」「天下どこでも同じである」上帝様はそう言われた。

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人類救援の医統を伝授なさる

天地公事 人類救援の医統を伝授なさる 上帝様は公又にお尋ねになった。「公又よ、これから病劫が襲ってくるだろうが、その時、君はどうやって命を護るつもりなのか」「お教えがなければ、私の力では護る術がありません」「*医統を身に付けていれば、どのような病も冒すことができない。これは祿標なのだ」

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全ての病を代贖なさって永遠な康寧をもたらして下さる

天地公事 全ての病を代贖なさって永遠な康寧をもたらして下さる 上帝様は横になって言われた。「私が今、天下のすべての病を代贖して、世界の蒼生に永遠な康寧をもたらそう」それから、様々な病を次から次へと一、二時間ずつ順番に患い、苦しまれた。一つの病を患われると、その度毎に、突然起き上がって「薬が分かった」と言われた。そして全ての病を患った後、次のように言われた。「世の中にあるすべての病を代贖したが、怪病だけはそのまま残しておいて、君たちに医統を伝えよう」 * * * 「それ故、すべての武術と兵法を遠ざけて、むしろ卑近なようであっても、医統を心得ておきなさい」 * * * 「万法の中でも医統法が第一だな」

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上相撲大戦の大勢

天地公事 上相撲大戦の大勢 上相撲を以て『終於艮』である。戦争でこの世の終結をつけるというのに、開闢時代にどうして戦争がないだろうか。いくら時が満ちたとしても、北の方から南の方へ越えて来てこそ、けりがつくのだ。乱の始まりは*三十八度線にあるが、大きな戦争は中国で起こる。中国は、万国の行き交う足に踏みつけられて瓦解するだろう。兵乱と病乱が同時に勃発するのだ。戦争が起こると同時に、病が襲って来る。戦争は、病でなくては止めることが出来ないのだ。その時は、すべてが入り乱れ、勝ちも敗けもないまま滅亡するであろう。その時になれば、天下の大勢が君たちに回って来るので、私の事が一挙に成し遂げられるだろう。

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一心を持つ者でなければ、この船に乗ることは出来ない

天地公事 一心を持つ者でなければ、この船に乗ることは出来ない 我々の為す事は*南朝鮮の船漕ぎである。『千秋に血食を受ける道徳君子』の神明がこの船を漕ぎ、全奉準が船頭になったのだ。その神明たちに、『どのようにして万人に崇め慕われ、千秋に血食を絶えることなく受けるようになったのか』と聞いたところ、皆『それは*一心にある』と答えるのである。それ故、一心を持つ者でなければ、この船に乗ることは出来ないであろう。

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これは天下の大学である

天地公事 これは天下の大学である 白岩里におられた時のこと、京学に「巫女六人を呼んで来なさい」と命じられた。そして呼び寄せた巫女六人の頭巾とトゥルマギ(外套)を脱がせ、各々の前に清水を一杯ずつ供えさせて言われた。「その清水に向かって四拝しなさい」そして、上帝様ご自身が先に侍天主呪を三回唱えた後、六人にそれに倣って唱えるように指示された。その後、巫女たちの住所と氏名をお聞きになり、更に「世間が知っている名前か」と聞かれた。すると、一同は「さようでございます」と答えた。続けて、上帝様が「清水を飲みなさい」と言われたので、六人が命じられた通りにすると、上帝様は「これが福祿である」と言われた。更に、「今、六人に道を伝えた。これは天下の大学である。今は解冤時代である。道を伝えることを、貧賎な人から始めるのである」と言われた。

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真の勉強を成せない先天の学校教育の問題

天地公事 真の勉強を成せない先天の学校教育の問題 この世に学校を建てて人を教えるのは、将来、天下の文明を大きく進展させ、天地の仕事に役立たせるためである。しかし今の学校教育は、学ぶ者を卑劣な功名心と利益に走らせるので、圏外で成道するようになったのである。 * * * 私の世では新たな学校を建てるであろう。

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