Monthly Archives: June 2012

天上にお発ちになった太母様

太母高首婦様 天上にお発ちになった太母様 夕暮れ時、太母様は「湯をわかせ」と言われ、独りで沐浴をなさった後、「新しい服を持って来なさい」と言われた。聖徒たちが以前仕立てておいた新しい服を差し上げると、それに着替えて横になられた。そして、高旻煥をお呼びになって、枕元に座らせた。二時間余り後、太母様は突然聖徒たちに言われた。「君たちが心をよく改めれば、仙境世界を見ることが出来るだろうが…、仙境世界が目の前にあるのに…」さらに「しっかりやって行きなさい」と言われた。旻煥がその意味をお尋ねしたが、太母様は「さあね」と言われるだけであった。そして次のように言われた。「私の横にもうひとつ新しい布団を敷きなさい」「甑山上帝様が来れば私も来るであろうし、私が来れば上帝様も来るであろう」しばらくして「私の頭に手を当てなさい」と言われ、上帝様の御真に向かって手を振られた後、「そろそろ君たちのアボジが迎えに来られる時間だろうが」と三回繰り返された。そして、目を閉じて仙化(逝去)なさった。一九三五年、乙亥、道紀六十五年、十月六日、*丑の刻のことであった。

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私が早く君たちのアボジの所に行かねば

太母高首婦様 私が早く君たちのアボジの所に行かねば ある日、太母様は聖徒たちに言われた。「君たちは家の中だけを、しっかりと守っていなさい。私が君たちのアボジの所に早く行ってこそ、君たちが良くなるだろう」「私が再び来る時には、前もって世の人々に知らせるであろう」

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将来、事を締めくくる聖人が現れる

太母高首婦様 将来、事を締めくくる聖人が現れる 将来、藁葺き小屋から聖人が現れるであろう。一招、二招、三招の末に、大人のお出ましだ。上相撲の場では、*豆畑(太田)から思いもよらない人物が出るのだ。

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大頭目が出るであろう

太母高首婦様 大頭目が出るであろう  ある日、聖徒たちが太母様にお伺いした。「オモニ、私たちの道場は、何時になったら人が増え、財政も良くなるのでしょうか?」「私の成す事は、三人、二人、一人だけでも出来るものなので、一人さえいれば皆、付いて来るであろう」更に続けて言われた。「世の中が変わる時には、大頭目が出るであろう。それでこそ我々の事が成就するのだ」

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天と地に次のように食告しなさい

太母高首婦様 天と地に次のように食告しなさい ある日、太母様は食告について話された。「君たちは天地の蔭徳で禄を受けているので、食告の時には必ず次のように祈りなさい。『天地の蔭徳で禄を摂ることが出来、誠に感謝致します。不肖の子孫の食膳ですが、先霊様が降りて下さいますように。過ちがあれば、どうかお許しください。』」更に続けて言われた。「君たちが食べる時、君たちの先祖神もそれを一緒に摂るのである」

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私がその罪業を代わりに受けて償おう

太母高首婦様 私がその罪業を代わりに受けて償おう この世に罪のない者などいない。大きな罪は天地も赦すことが出来ず、その罪科は遠からず自分の身で受けることになるが、小さな罪は代々伝わり、その報いは子孫が受けるのだ。それ故、私がその罪業を代わりに受けて償おう。 * * * すべての過ちを私に告げて赦しを請いなさい。さもないと赦しを受ける道が無いだろう。

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良く磨けば、相応の神明がやって来る

太母高首婦様 良く磨けば、相応の神明がやって来る 君たちのアボジは、文を書く時には文章神を呼び、英雄を用いる時には英雄神を呼んで、人にその事を成し得る力をお与えになった。この様に、一生懸命磨く者には、それ相応の神明がつくのである。 我々の勉強は用の勉強である 我々の勉強は*用の勉強なので、他人(ひと)の知らない勉強を多くしておきなさい。心を磨くにおいては聖人を手本にし、事を運ぶにおいては英雄の手段を取りなさい。可能な事を不可能に、不可能な事を可能にすべきである。

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無駄な道通勉強を戒められる

太母高首婦様 無駄な道通勉強を戒められる 君の願いは道通なのか。そのようなものを望むべきではない。深い信心さえ持てば、自然と開くのだ。無駄な欲を捨てなさい。 心通の勉強に励みなさい 先天から今までは禽獣大道術であり、これから先の後天では知心大道術である。互いに心が通じ合えればこそ、人和の極楽ではないか。心を磨く勉強である故、心通の勉強に励みなさい。自分の心通も出来ずして何が出来ようか。

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元亨利貞の二つの道

太母高首婦様 元亨利貞の二つの道 元亨利貞には二筋の道がある。功は立てた所に帰し、罪は犯した所に帰する。たとえ君たちが忘れても、私には分かるのだ。他人の知らない勉強を多くしておきなさい。自ら犯した罪は天が消そうとしても消すことができず、自ら立てた功は天が奪おうとしても奪うことができないのである。

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聖徒を受け入れる時には

太母高首婦様 聖徒を受け入れる時には 太母様が人を受け入れる時には、初めにその身に取り憑いている厄と隻神を払い除いて下さった。その人が病気をしているのであれば、その病気を癒し、諸々の障害を取り除いた後に、初めて従うことをお許しになった。聖徒たちは皆、太母様の恩恵に敬服した。

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