人の生死は神明によるもの

神明と神道世界

人の生死は神明によるもの
「神明は本当にいるの」
ある日、ホヨンがそう尋ねると、上帝様は次のように言われた。
「勿論、いるとも。人の生死はみな神明の造化によるのだ」
「もし今、お前の両肩に神明がいないとすれば、気運がなくて話すことすら出来ないだろう。眼の中に瞳がなければ見ることが出来ないのと同じく、生きていても神明なしでは動くことも出来ず、言葉すら出ないのだ。何事も、神明の護りがあってこそ出来るのである」
 ある日、福男を諭して言われた。
「今、鬼神と人間とが共に動いている」