先祖と子孫の救援

甑山道の信仰は、自分自身を生かすと同時に、先祖と子孫をも生かします。「私」が秋の開闢を乗り越えれば私の先祖も救援されます。後天は人間と神明が通じる楽園世界であり、秋の開闢を乗り越えた私と天上の先祖神明が交わりながら生きます。また、私が秋の開闢を乗り越えればこそ、自分の子孫にも繋がっていくことが出来ます。自分の先祖と子孫のためにも、必ず秋の開闢を乗り越えなければならないのです。
○ ある日、上帝様は迫り来る大開闢期を予告した「百祖一孫」という先人の言葉について、次のように言われた。「秋風が吹けば、木の葉が落ちて、実を結ぶものである。今は、生死を判断する時である。」(2:29:8~10)
○ 後天は人間と神明が一つになる世の中である。(2:17:8)
○ 先祖霊は子孫との血筋を通して、再び地上に生まれ変わるのである。(7:16:6)