「甑山」とは、一八七一年、天の宝座より人間の世にいらっしゃった上帝様の尊号です。韓国全羅道井邑にある甑(シル)山の麓にご生誕なさった上帝様が自らお付けになりました。「上帝」とは宇宙を主宰なさる神を意味します。したがって「甑山上帝」とは即ち「人間の身を以って、この世にいらした神」を意味します。
この「甑(シル)」というのは、様々な食物を一緒に入れて蒸す韓国の伝統的な器です。このように上帝様の尊号には「既存の世の中の未成熟した思想、哲学、宗教文化を一つにして、新しい真理に統一完成させる大きな器」という意味が含まれています。
○ 甑(シル)山には大きな松の木が茂り、おびただしい数の鶴が群がっていた。 そこで修行していた時、自らの号を甑山とされた。(1:19:2)
○「世の中で甑ほど大きな器はないのだ。黄河の水を汲んで来て注いでみなさい。いくら注ぎ込んでも甑を満たすことは出来ないであろう。甑は、黄河の水を全部呑み込んだとしても満ちることがない。天下で一番大きな器は、甑である。」(4:7:4~5)
○「世の中で甑ほど大きな器はないのだ。黄河の水を汲んで来て注いでみなさい。いくら注ぎ込んでも甑を満たすことは出来ないであろう。甑は、黄河の水を全部呑み込んだとしても満ちることがない。天下で一番大きな器は、甑である。」(4:7:4~5)