人間と万物が生まれ、その中で生きている宇宙(天地)と大自然こそ、真理の出発点です。天地と大自然は寸分の狂いもなく巡廻し、そこには何の偽りもなければ飾りたてもありません。
天は空っぽのがらんどうではなく、地も単なる土の塊ではありません。天地は、私を生み育て、生かし給う父母であり、生命の根源です。それ故、天地は真理の出発点になるのです。
宇宙(天地)万物はどのように生成され、どのように回っていくのでしょうか? またそのように運行する理由は何なのでしょうか? その中で、何故人は生まれ、何のために生きるのでしょうか? このような本質的な疑問に対する答えが宇宙論です。宇宙(天地)の理法を知ったとき、初めて大勢を見る目が出来るのです。
○ 先天にも開闢があり、後天にも開闢がある。・・・ 宇宙が循環する道理を知ればこそ、この道(みち)を探すことができるのだ。(11:96:1,4)
○ 天地のすべての道理は*易に示されているのだ。(2:49:5)
○ 天下の大勢を知る者には、天下の生きる気運が付いており、天下の大勢に暗い者には、天下の死ぬ気運しか付いていない。(5:261:12)