先天では相克の秩序が世界を支配していました。それによって冤恨が積もり、冤恨は報復を呼びました。そしてその報復がまた新たな冤恨を生み出すことで、冤恨と報復の悪循環が続き、地上の人間界と天上の神明界に悪殺と呪いの気運が溢れています。その破壊性について、上帝様は「相克の冤恨が爆発すれば、宇宙も崩れ落ちるのである」とおっしゃいました。相生の新しい世の中を開くためには、その積もった冤恨を解かなければなりません。冤恨の問題を重視し、それを解き晴らすことは最も重要なことなのです。
○ 一人の冤恨だけでも天地気運を遮るものである。 母体の中での殺人は天人共に怒るべき罪悪である。その冤恨は、天地を揺さぶるほど大きいのである。昔から、処女や寡婦による私生児と、その他のあらゆる不義による圧死神と窒死神が、天に達するまでの怨みを抱き、弾丸や爆薬と化して、世の中を殲滅せんとしているのだ。(2:53)
○ 先天のすべての悪業と神明たちの冤恨と報復が、天下の病を生み出して怪疾となるのだ。(7:28:2)
○ 今や、古より積もりに積もった冤恨を晴らし、そこから生じたすべての悪事を消滅せずしては、永遠なる平和をなし遂げることが出来ない。(4:14:1)