先天の冤恨は、天、地、人の三界に満ち溢れています。それを解くためには、大宇宙と天地、人間世界、神明界のすべてを治める統治権能が必要です。この権能を三界大権といいますが、そのような権能をお持ちになった方は上帝様のみです。上帝様は「今や、全天下が大病を患っている。それ故、私は三界大権を主宰し、造化をもって天地を開闢し、不老長寿の仙境を建設しようとしている。私は玉皇上帝である。(2:13:1~3)」とおっしゃいました。
○ これからは事の規模が大きくてまた複雑だから、昇る日と月を止めるほどの権能でなければ、世直しが出来ないであろう。(4:60:4)
○ 天下には冤恨が溢れんばかりに満ちた。今、この相克の運を締めくくらんがために、大きな厄難が一斉に起こり、人間世界が滅びるようになった。相克の冤恨が爆発すれば、宇宙も崩れ落ちるのである。このことを天地神明が心配し、哀れに思って救済を志したが、何ら方策がなく、九天にいる私に訴えてきた。私はどうしてもこれを退けることができず、この世に降りてくることになったのである。(2:13:6~10)