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太母高首婦様はどのようなお方ですか。
上帝様が父の神であるとすれば、太母様は母の神にあたります。上帝様は、自らが御天なさる前、一九〇七年(丁未)陰暦十一月に、太母様を「首婦」に任じて宗統を継がせ、「首婦は私の妻であり、君たちの母、万民の母、全宇宙の母である」とおっしゃいました。首婦とは、「天下の頭となる夫人」を意味し、太母は「天上の神明と万民の大いなる母」を意味します。したがって、太母高首婦様は天地万物と人類の大いなる母です。首婦様は、上帝様の伴侶として、その神権と位格は上帝様と同等です。
もっと見る上帝様はどうして歴史上にはよく現れないのですか。
韓国では、遥か昔から上帝様を信仰してきました。そしてその上帝文化が世界に広まってあらゆる文明の始原となりました。上帝文化は、桓国―倍達―檀君時代、と数千年間続き、上帝様を奉って国を治めました。しかし、次第に古代の歴史が忘れられるようになり、「神話の世界」として歪曲され、とうとう上帝文化が失われてしまいます。特に、仏教、儒教、キリスト教が入ってきて、上帝文化はより一層、隅に追いやられます。
もっと見る上帝様はなぜ再び天上に戻られたのですか。
甑山上帝様は本来、天上世界の都である玉京の天の宝座で全宇宙を統治なさる神です。その神が人間の救済をするため、宇宙一年の時間に換算すると、約一時間(三十年)程この地に来られました。上帝様はその三十年の間で、人間世界でなすべき事、即ち天地公事をすべて終えられ、ふたたび天上に戻られました。甑山上帝様が人間世界から天にお戻りになったことを御天といいます。
もっと見る上帝様は何故姜の姓で来られたのですか。
上帝様が韓国の地に降世なさった理由と同じく、これもまた原始返本の原理に従ったものです。「姜」という姓が人類最初の姓であるため、上帝様がこの姓をもっていらしたのです。
姜という姓は、今から約五千五百年前の神農氏に始まります。神農氏の父親は東夷族で、古代韓国の桓雄天皇の時代、東方の姜水という名の地域で兵士たちを監察する官吏でした。彼の子孫が姜水の地域で増え、その地名に従って「姜」という姓が生まれました。
もっと見る上帝様のご両親はどのような方ですか。
甑山上帝様の御両親は、全羅北道古阜の貧しい農家でした。父の名は姜文會、 母の名は権良徳です。甑山上帝様がお生まれになった一八七一年、父親は二十六歳、良徳は二十二歳でした。母親は夢の中で、天が南北に割れ、大きな火の玉が降ってきて身を覆い、天地が光り輝く光景を目にしました。その後、彼女は聖霊を身籠り、十三ヵ月後に上帝様が御聖誕されました。甑山道道門では、上帝様のご両親を追尊して「聖父」「聖母」とお呼びしております。
もっと見る人間として来られた上帝様は、どのような生涯を送られましたか。
上帝様は一八七一年(辛未)陰暦九月十九日、全羅北道古阜郡(現在の井邑市)の客望里という村の晋州姜氏の家門に降誕なさいました。名前は一淳といい、三十九年の生涯を過ごされました。上帝様は幼少の頃より非凡なところがあり 、書堂では神童と呼ばれました。青年時代には、天下を遊歴しながら様々な奇跡を行われました。多くの人々の病を治して救うことには苦労を惜しまなかったのですが、ご自身のためには何ひとつなさいませんでした。
もっと見る上帝様はどうして韓国の地に降世なさったのですか。
秋になれば、成熟して実を結ぶために、万物は最初に自分の生命の気運が始まった根の方に戻ります。これが原始返本の摂理です。上帝様が韓国の地に降世なさった理由もこのような摂理に従ったものです。韓国は太古から上帝様を崇め奉ってきた上帝信仰の本拠地です。甑山上帝様は「私が君たちの東土に縁がある故に、この地に来た。」とおっしゃいました。
もっと見る人尊時代とはどういう意味ですか？
人間が最も高められ、天と地より尊ばれる時代、即ち後天の秋の世界を意味します。宇宙の秋になれば、人間は上帝様と太母様の子女となり、後天仙境を建設する主人公となります。人間が天地に代わって宇宙の夢と理想を実現し、理想郷を建設する代役者となるので、天地よりも人間が尊くなるのです。
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증산도 甑山道 Jeung San Do (Japanese)