甑山上帝様は本来、天上世界の都である玉京の天の宝座で全宇宙を統治なさる神です。その神が人間の救済をするため、宇宙一年の時間に換算すると、約一時間(三十年)程この地に来られました。上帝様はその三十年の間で、人間世界でなすべき事、即ち天地公事をすべて終えられ、ふたたび天上に戻られました。甑山上帝様が人間世界から天にお戻りになったことを御天といいます。
○ 私がこの世に留まれば、三界における全ての事が遅れてしまう。これより天上に上って公事を公布し、速やかに事を進ませて戻って来るので、待つことはない。公事を終えれば戻って来るであろう。(10:1:1~2)
○ 天下を取り計らうために、間もなくここを去る。事を済ませた後、戻って来るであろう。(10:27:1~2)