春生秋殺とは、「天地が春にはあらゆる生命を生み出し、秋には全て殺す」という自然の道理です。
天地は、春には万物を生み出しますが、秋になると、それまで育ててきた物の中で実となったものだけを残して、それ以外は全て捨ててしまいます。このような宇宙の摂理を「春生秋殺」と言います。「春生秋殺」は万物だけでなく、人も例外ではありません。将来、秋の開闢が来れば、真理に従って生きてきた真実なる人のみが生き残り、殆どの蒼生が消滅します。秋になれば、冷たい霜が草木の葉っぱを一斉に落としてしまうように、宇宙の秋の気運(怪病)は「人間の枯れ葉」を一挙に振り落とし、「真実なる人間の実」のみを取り入れます。世をひっくり返して真実なる人を選り出す秋殺の気運 、これがまさに秋の開闢なのです。