兵乱とは言葉どおり「戦争による艱難」という意味です。今日まで人類は数多くの戦争を経験してきました。しかし将来、世界の版図を一挙に整理する人類最後の大戦争が起こります。これが秋開闢の始まりです。この大戦争は先天の相克の気運が一挙に爆発するもので、強大国たちが世界覇権を争って激突するなか、世界は破局に向かうようになります。上帝様は、この大戦争のことを朝鮮の伝統相撲(シルム)に擬えて、最後の一本勝負、上相撲とおっしゃいました。
事実、この上相撲はすでに始まっており、人類は今その激しい渦の中に巻き込まれています。一九五〇年に起こった朝鮮戦争がまさにそれであり、今も北朝鮮と韓国を中心として、アメリカ、日本、中国、ロシアの間に駆け引きが続いています。即ち人類は既に秋開闢の状況に突入しているのです。上相撲に対しては、後の「相撲場度数」で詳しく説明します。
○ 天地開闢時代に、どうして戦争がなかろうか。この先、天地戦争があるのだ。 (5:144:3)
○ 上相撲を以て『終於艮』である。戦争でこの世の終結をつけるというのに、開闢時代にどうして戦争がないだろうか。(5:320:1)