文字通り「秋開闢の状況から実際に人の命を救う」という意味です。「人の霊魂を血獄の炎から救い出す」とか、「死後の永遠なる命を保証する」などという漠然とした話ではありません。甑山道に出会って一心に修行し、その教えを実践する道生たちは、秋の開闢から自分の命を護り世の人たちの命をも救う事が出来る、実質的な権能を上帝様から授かります。このような権能がまさに医統です。(医統については、甑山道に入道したあと、道場で詳しく勉強することができます)
○ 手の届かない珍貴な薬品などを求めず、純然な心で医統を知っておきなさい。洪水のように病が押し寄せてくる時には、振り返る間もないであろう。(7:24:7)
○ それ故、すべての武術と兵法を遠ざけて、一見愚かなようであっても医統を心得ておきなさい。人を多く生かせば、報恩の縁が訪れ、永遠なる福を得るであろう。(5:317:4~5)
○ これからの乱は病乱である。乱の中では病乱が一番恐ろしいのだ。将来、怪病が全天下に広まり、皆「お腹が、痛いよ」と言いながら死んでいくだろう。その時、君たちは天下に徳を布き(布徳天下)、民を広く救う(広救蒼生)であろう。(5:317:7~10)