後天では偏陰偏陽がないのだ

太母高首婦様

後天では偏陰偏陽がないのだ
ある日のこと、夜の九時頃、姜応七が太母様に申し上げた。
「太陽は毎日昇りますが、月は十五夜の頃だけしか明るくありません。晦日の頃ともなると、もどかしく感じることが多いです。」
太母様は言われた。
「先天では天地の度数と陰陽が釣り合わないためだ」
「後天では、昼には常に日が昇り、夜には常に月が昇るので、陰陽の偏りがないのだ。」